種子購入まで
昨年、塊根植物という植物を知り恵比寿大黒やデンシフローラム、亀甲竜を購入し育てたり、グラキリスをはじめとするパキポの実生を行ってきました。
その過程で下記のサイトを見つけ、世の中には色々な植物があるんだなと見ていたところ、かりんとうに小さい木が生えているような【サウコカルロンムルチフィズム】なる植物を見つけました。※現在はモンソニアムルチフィダが正式名称？
何故かは分かりませんがその姿にもの凄く惹かれ魅力を感じ色々と調べてみると、国内でもの凄い速さで成長させる方法を発見した方の情報を発見。
sarcocaulon — toshiro mori design
こんな不思議な植物を育てられるなんて自分でもやってみたい！
と思ったのが昨年2022年の夏頃。その時は種もあまり流通しておらず、たまに見つけても1粒2000円くらいとなかなかに高額だったため断念。そもそもパキポの実生も始めたばかりで経験不足だったので、せめてパキポたちを1年を通して育てられたらやってみようという事に決めました。
2023年の2月末、パキポの実生達は数株ロストしてしまったものの初の冬越しを終えて新葉を出してきているところで、ふとモンソニアムルチフィダの種を検索してみたところ自家採種の種がいくつか出品されてました。
簡易温室やシートヒーターを設置したおかげである程度の寒さは対策できるようにもなっていたので思い切って種を購入。やり取りをしていく中で北海道での挑戦という事でおまけ種子を倍量も入れていただきました！優しい！
準備～種まき
前置きが長くなりましたが前述のMORIさんや売主さんから教えていただいた栽培方法を元に種蒔きスタート。
種は5粒+おまけ5粒の合計10粒。その他種まき準備のグッズ。
捻じれた茎？に種がぶら下がっている面白い形
捻じれ種
種の部分だけを外したところ
まずはメネデール(100倍希釈)に2時間つけて種子のカラ？を柔らかくし、種も吸水させます。
2時間後、やや膨らんだように見える
吸水後、カラをピンセットで慎重に外します。
ほぼゴマと同じ大きさ
今回は寒冷地への輸送だったので輸送中に休眠には入ってしまう可能性があるかも、との事でスモークペーパーという発芽を促進させるアイテムもお送りいただいたのでそれと一緒に再度メネデール(100倍希釈)へ。
が、その写真を撮ろうとしたところスマホを落としてしまい容器ごと種が吹っ飛んでしまった！！
かなり遠くに飛んだりごみ箱のなかのみかんの皮に入っていたりでかなり時間を要してしまったけどなんとか全部を見つけられました。
ごみ箱のみかんの皮から見つかった種。みかんを振ったらでてきた笑
オマケ種子は違う親から採取した種子が入っていたのですが、混ざってしまいもはや特定困難😇 成長したときの交配が出来るか分からなくなってしまいましたが、もうどうしようもないのでどんどん進めて行きます。
唯一判別可能な①の入れ物から出なかった種。とスモークペーパー
メネデール水を入れると緑色の成分が溶け出してきた
およそ14時間後には10粒中9粒発芽し、翌朝24時間後には全て発芽！
半数が発芽すればヨシ！と思っていましたが、発芽率100％とは恐れ入りました。やはり種は鮮度が命な気がします。
あとは教えていただいた条件で種蒔き開始。
用品、用土は以下の通り。
・プレステラ105（120が理想だが売ってなかった）
・Seriaの受け皿
・軽石中粒（途中でなくなってしまい小粒も使った）
・木炭（竹炭が理想だが売ってなかった）
・ソフトシリカ
・赤玉土（刀川平和農園のサボテン用土で代用）
ほぼ軽石メインの用土。木炭とゼオライトを鉢底、あとはほぼ軽石、種まきする部分にのみ小さじ一杯分（赤玉土+ソフトシリカ）を置いてから微塵抜きと熱湯消毒。
種を植える部分だけ爪楊枝で穴をあけ、種の頭が見えるくらいの位置にして腰水管理をスタート！
中央右の黄色っぽいのが種
ライトは翌朝から自動で点灯
さあどうなって行くのか楽しみ！！
